NoMaps事務局長参戦! 第6回「ほっとけないどう東京会」レポート

「ほっとけないどう」はサッポロビールが主催するプロジェクト。北海道で何かに挑戦したい人と応援したい人をつなげ、その一環として月に一度、札幌・東京でピッチイベントが開催されます。毎回3名のプレゼンターが支援を募るこのイベント。第6回目は趣向を変え、ワークショップを中心に展開しました。

「やりたい」を「飲みたい」で応援するピッチイベント

誰かが夢や目標を話していた、共感してそっと手を貸してあげたくなった。そんな経験はありませんか。まっすぐな熱意は人に伝わるもの、人に勇気を出して手を上げれば、支援や応援が得られることがあります。

「ほっとけないどう」は、誰かの「やりたい!」をお酒を飲みながら応援できるプロジェクト。ピッチイベント「ほっとけないAWARD」では、毎回数名のプレゼンターが実現したいプロジェクトを話し、来場者がビールやワインを頼んでプレゼンターに投票。ドリンク代の一部がプロジェクトの支援金になります。楽しくお酒を嗜むことで誰かを応援できる。あちらもこちらも両方嬉しい。そんなイベントなのです。

第6回となる今回は、はるばる北海道から事務局メンバーが応援に駆けつけ、東京会場を盛り上げました。乾杯の挨拶はおなじみの「どうなっちゃうの?をやっちゃうの!」でいきましょう。

今月のほっとけないAWARDのプレゼンターは以下の3名。
・これまでの教育にとらわれない、多様な学びの場を議論するイベントを開催したいと話す、EDU FESプロジェクト代表の嶋本勇介さん。
・北海道大学医学部に在籍する大学生で、食事を摂りづらい患者さん向けに高栄養チョコレートを開発したいと話す、株式会社SpinLife代表の中村恒星さん。
・昔ながらの塩だけで漬けた“白梅干し”を製造し、全国に広めていきたいと話す、Ume7プロジェクト代表の山本将志郎さん

いままでは東京と北海道の会場をライブ中継し、プレゼンターのピッチを聞きながらお酒を嗜むイベントとして進行していましたが、今回は、北海道事務局メンバーが代理でプロジェクトを紹介(ファンディングは開催)。北海道からスペシャルゲストを招いてのトークイベントと、ワークショップが行われました。いつもと趣向は違いますが、「ほっとけないどう」は北海道を盛り上げるプロジェクト。お呼びしたゲストも盛り上げに一役買いたいと願っている様子です。それではゲストを紹介しましょう。

スペシャルゲストは“次の社会を作るカンファレンス”のNoMaps事務局長

ゲストはクリエイティブなテクノロジーや発想を集め、次の社会・未来を作るカンファレンス「NoMaps」。その事務局長を務める廣瀬岳士さんが登場し、来場者に「NoMapsに参加してもらうためのアイデア」と「NoMapsを盛り上げるアイデア」を求めました。

北海道で開催される「NoMaps」は、遠方からの参加が難しい。そこで「遠方からでも行ってみたい!」と思わせるアイデアをブレストしてもらおう。という趣向です。

ここで会場に向けて廣瀬事務局長からお願いが。「みなさん、今日は3杯飲んでください!」。お酒を飲めば頭も柔らかくなりますし、杯を重ねて、どんどんアイデアを生み出してくださいね。

本日の参加者は総勢26名。折りたたみ椅子も追加するほど盛況で、満員御礼です。参加者はいずれも北海道に所縁があり、北海道を活気づけたい!と考えている方々。そのようなバックボーンを持つからか、ブレストはとても活気があります。5つのチームに分かれ、お酒を飲みながら次々とアイデアが生まれていました。

今回はザンギも登場、ジューシーな匂いに行列ができました

ブレストが盛り上がっていますので、ここで今回のドリンクとおつまみをご紹介しましょう。まずドリンクから、こちらはサッポロビールが誇る逸品を揃えました。ビールは北海道空知郡の伝説のホップ、「ソラチエース」を使用したSORACHI1984の生樽を用意。ビール好きなら唸ってしまうレアビールで、売り切れも珍しくありません。そのほかに余市で醸造されている「グランポレール」の赤白ワインや、ご当地ドリンクなど、いずれも北海道ゆかりのドリンクが並びます。

今回は特別に北海道のソウルフード、鳥唐揚げの「ザンギ」も用意しました。会場で調理するのは、「北海道ザンギ同盟」加盟店の「北の味」さん。会場に漂う美味しそうな匂いに思わず「たまらん!」と参加者も行列を作ります。そこのお姉さん、美味しそうに食べますね。僕にもひとつもらえませんか? ダメですか。

さて、そろそろアイデアも出揃ったでしょうか。ここからプレゼンタイムに入り、生まれたアイデアを披露していただきましょう。毎回行なっているアイデアブレストですが、今回は大豊作の様子。各チーム3つのアイデアを披露してくれました。その中で印象に残ったアイデアは以下のとおり。正攻法からユニークなものまで、様々なアイデアが生まれました。

・TEAM NACSをはじめ、北海道ゆかりの芸能人を招く
・ライブ中継やYouTubeを利用し、遠方から会場の雰囲気を伝える
・全国各地の大都市に出張し、参加のハードルを下げる
・開催希望者を募り、頻度を高める
・会場にサウナブースと水風呂を用意して、頭をスッキリさせながらミートアップを行う

これらのアイデアが、次回開催にどう活かされるか期待したいところ。さて、ワークショップ終了後もみなさん話し足りない様子。ビールのおかわりをしたり、名刺交換を行なったり、北海道を軸に交流の輪が広がっているようです。

ちなみに、ほっとけないAWARDに集まる参加者の皆さんを、私たちは「DO!民」と呼んでいます。第6回を迎え、ジワジワと広がりつつあるDO!民の集い。あなたも一度遊びに来てみませんか?