上川町・役場職員が参戦!第7回「ほっとけないどう東京会」レポート

月に一度、札幌と東京で開催される「ほっとけないどう」は、北海道で何かに挑戦したい人と、その活動を応援したい人をつなげるプロジェクト。6月から開始した東京イベントは今回で7回目の開催となり、上川町の役場職員の方をゲストに迎え、二拠点生活をする上での課題やその解決策を考えるアイデアワークショップを中心に行いました。

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挑戦したい人の背中を押すプロジェクト

誰かの、何かに挑戦したいという気持ちを応援したいと思ったり、手助けをすることができたら良いなと思ったことはありませんか。人が頑張っている姿や挑戦しようとする姿はとてもキラキラ輝いていて、自然と手助けをしたいと気持ちにさせてくれます。

そんな想いと想いをつなげてくれるのが「ほっとけないどう」のプロジェクト。何かに挑戦したいと思ったプレゼンターがこれから実現したいプロジェクトを発表し、来場者がドリンクやお酒を飲むことによって、飲んだ半額分のお金が支援金として挑戦者に贈られます。お酒やドリンクを楽しく飲み交わしながら挑戦したいプロジェクトの応援ができたり、北海道が好きな参加者同士で交流することができるピッチイベントも第7回目の開催となりました。
本日の参加者は27人。回を増すごとにリピーターも増えていっています。早速、「どうなっちゃうの?をやっちゃうの!」で乾杯の合図を取り、イベントがスタート。

今月のほっとけないAWARDに挑戦をするのは以下の3名。
・音楽ライブ×防災トークを掛け合わせた、学べる音楽エンタメイベント「ぼくらの防災ステーションLIVE」の第2回目を開催したいと語る、MIMOGYさん。
・伝えたい人とやってみたい人とをつなぐ体験シェアリングサイト「アウタビ北海道」を世間に広めて、北海道をもっと好きになってくれる人を増やしたいと語る、北海道ガスの松森拓東さん。
・熱い「ヒーロー魂」を持った人たちを札幌や北海道に生み出し、北海道を盛り上げていきたいと語る、ソーランレッド炎龍さん。

前回から、北海道との中継を無くし代理でプロジェクトを紹介することに。プロジェクト紹介後は、北海道を舞台に活動しているゲストを迎えてのトークイベントと、ワークショップを行いました。では早速ゲストを紹介していきましょう。

スペシャルゲストは北海道上川町の役場職員・三谷航平さん

今回のゲストで登場してくれたのは、上川町役場の職員であり、趣味の雑誌・趣味の本を発行する「エイ出版社」で長期研修中の三谷航平さん。三谷さんは2012年から地方創生のプロジェクトに関わり、プレゼンをするタイミングで出向願いを出し、エイ出版に出向することになります。今回は新しいワークスタイルを発信する上川町の可能性、新たなローカルの在り方についてお話ししていただきました。

「上川町でしか実践できないライフスタイルとビジネススタイルの構築、新たなコミュニティーの持続的創造と共有、みんながワクワクするプロジェクトの立ち上げ」という3つの基本理念を元に、2017年には「大雪山大学プロジェクト」、2018年には「山岳リゾートタウン」、2019年には「KAMIKAWORKプロジェクト」を立ち上げるなど、町を盛り上げて新しい働き方を生み出すことをしています。

地域おこし協力隊の制度も使用し、KAMIKAWORKプロデューサーと名付けて募集の開始も行いました。コワーキングスペースとシェアハウスが一体化している「KAMIKAWORK LAB.」を作り、実際に若い男女が来てテラスハウスのような空間にも仕上がっています。
上川町を他の町とどう差をつけるかを考えた結果、自然で競合しても似たり寄ったりになってしてしまうので、実際に上川町にいる人に魅力を感じてもらえるように設計をしている途中です。

トークの後はアイデアワークショップに移ります。
二拠点生活をするにあたってローカルの一番の課題とは何か。その課題の解決策として上川町にあったらいいサービスをまずは個人で考え、そこからグループディスカッションを行いチームごとに意見をまとめていきます。
4つのチームに分かれ、様々な意見が飛び交います。北海道に所縁がある参加者の皆さんは時に熱く、時に笑いを交えつつアイデアをブレストをしていきました。三谷さんのご好意で、優勝チームには上川町のTシャツをチーム全員にプレゼントするという計らいもあり、参加者の気合も高まります。

札幌出身の「旅するかりー屋」が作るスープカレーが登場

ブレストの最中ですが、今回の料理とドリンクを紹介していきます。黒ラベルの生樽を用意。ビールの他には北海道余市で作られた「グランポレール」の赤白ワイン、北海道上富良野町のラベンダーを使用した「富良野ラベンダーティー」が並びます。

続いては料理のご紹介。札幌出身「旅するかりー屋」のいちざわりょうさんがスープカレーを30食限定で提供してくださいました。

会場に入った瞬間からスパイスの香ばしい匂いが漂い、みなさんその香りに引き寄せられるようにスープカレーを求めて行列を作ります。ブレスト中もみなさんカレーに夢中で、食が進んでいました。筆者も食べさせていただきましたが、最後食べ終わるのが名残惜しいと思うほど美味しい味わいでした。

二拠点生活をするにあたってローカルの一番の課題とは何かを考える

さて、ブレストも進んで行きアイデアが各チームまとまったところでプレゼンタイムに移っていきます。どんな意見が出揃うのでしょうか。そして景品を手に入れるのはどのチームなのか。今回のアイデアブレストで出た課題とそれに対する解決策は以下のようなものがありました。

・課題:みんなで交流できる場所がほしい→解決策:役場にカフェ・コワーキングスペースを作る(スタバのようなイメージ)
・課題:家族の温かみを感じたい→解決策:隣の晩ご飯的なサービスを作る
・課題:食材の確保をするのが難しい→解決策:地産食材定額制サービスの提供
・課題:移動費が掛かってしまう→解決策:カーシェアリングのサービスを実施

各チームの意見を聞き、全てのチームのアイデアをもらいたいと話す三谷さんでしたが、この中から一番良かったアイデアを選んでいきます。現実的に実現可能だということも含めて「役場にカフェ・コーワキングスペースを作る」というアイデアを考えたチームが優勝しました。景品として、上川町のTシャツをプレゼント。

最後に三谷さんの「上川町に遊びに行ってみたい方」との問いかけにほとんどの方が手を挙げていました。それだけ上川町への魅力を感じることができた時間だったと思います。

ワークショップ終了後も、ビールやカレーのお代わりに行ったり、チーム内でさらに交流をしたり、他の人たちと話して過ごすなど、北海道というテーマで集まった参加者の熱は冷めず、熱いトークを交わしていました。

ほっとけないAWARDに集まる参加者を「DO!民」と呼んでいます。DO!民の輪も徐々に広がって盛り上がりを見せている中、次回は今年の締めとなる「ほっとけないどう東京会 〜石狩Night〜」を開催。ぜひ一度足を運んでみませんか?

(ライター 木村紗奈江)
(写真 中嶋恭朗)