北海道から日本を変える?!第8回ほっとけないAWARD@札幌レポート

2019年12月19日(木)19:00~札幌大人座で、第8回ほっとけないAWARDが開催されました。北海道から未来を変えたい!という熱い志を持った3人が登壇します!

ほっとけない北海道へ。「DO!民」も、1000人を突破!

ほっとけないどうは、なにかやりたい人をどんどん応援するほっとけない土壌をつくり、北海道そのものをほっとけない土地に変え、さらに盛り上がっていく文化をつくりたいなぁと思い、今年の6月から始まりました。サッポロビールさんにより、このプロジェクトは、支えられています。これをやることが利益に繋がるわけではないかもしれないけれど、北海道を盛り上げていきたい!新しくチャレンジする人をどんどんつくっていきたい!というサッポロビールの熱い想いと、それに共感した人たちの想いが、ここにあります。「北海道を軸にこんなことをやりたい!」を支える広報やカンパイ☆ファンディング、交流スペースやオンラインコミュニティ、トークイベントという仕組みを用意しております。今日は、これから3名の方がプレゼンをするので、こんな人を知ってるよ!とか、こんなアイデアあるよ!という意見をどんどん交換していただいて、プロジェクトをさらにもう一歩進めるべく、応援してもらえたらと思っています。この場に参加してくださっている皆さんと一緒に、さらなるチャレンジをしていけたら嬉しいです!

【影響力の強い北海道ブランドとおもてなしBBQ開催地の美味しい食材で地域を活性化させたい!】石橋 嵩文(いしばし たかふみ)一般社団法人 一期一会 代表理事

北海道札幌市出身
漁師歴19年。日高で春夏はトキシラズ、秋は秋鮭を獲っています。母親が亡くなった事をきっかけに生命について真剣に考えるようになり、漁師として日々自分も「生命」をいただいて生活している事から、子供達に「自分達は生命をいただいて生きている」ということを伝えたいと思っています。また、良い社会になるには良い家族が基盤になると考え、8年前から家族参加型のおもてなしBBQを始め、今年の春に「一般社団法人一期一会」を立ち上げました。影響力の強い北海道ブランドと開催地の美味しい食材をコラボしながら、その土地の文化をBBQという形で全国に発信し、改めてその土地の良さを再認識することこそが地域の活性化に繋がると考えています。大人から子供まで沢山の方々が自由に繋がり、新たな出会いと思い出を創りながら、このおもてなしBBQがきっかけでかかわった全ての方の人生が益々豊かになり、開催地域が元気になるイベントに成長させていき、この北海道から全国におもてなしBBQを広げていきたいです。

命の尊さと家族のコンプレックスを力に変えて

石橋:みなさん、こんばんは!まずは、自己紹介を。石橋 嵩文(いしばし たかふみ)と申します。18歳から漁師になり、漁師歴19年です。北海道日高の新ひだか町で春夏はトキシラズとサクラマス、秋は秋鮭や鰤を獲っています。食育と地域活性を目的に、家族参加型のおもてなしBBQという異業種交流会をはじめ、今年の春に「一般社団法人一期一会」を立ち上げました。まず、おもてなしBBQ というものを説明すると、僕自身が母子家庭で、父親がいない家庭で育ちました。食育をなぜやろうかというと、母子家庭一人っ子で、親が28歳の時に事故で亡くなり命の大切さを考えるきっかけがありました。自分も毎日、沖で魚をとりながら命を奪っているので、奪った命をどうやって使っていくかと考えた時に、自分のコンプレックスであった家族を力に変えて、家族参加型の異業種交流会をつくり食育を始めました。

美味しいもので繋がる一期一会

石橋:はじめてのおもてなしBBQは京都でした。おもてなしBBQ では一期一会という茶道の精神が核になっています。なぜ京都かというと、日本の文化といえば京都、京都といえば茶道のような日本の文化が色濃く残っている日本で一番日本文化を感じる土地だろうということで、BBQと一緒に茶道を織り交ぜながら、日本の文化や精神を伝えていこうと思い、まずは北海道ではなく京都から始めました。今は、北海道、京都、岡山、鳥取、福岡の全国五都市でやっています。各地でやっていますが、北海道の素晴らしさを全国へ伝えたいので北海道の食材をすべて持っていっています。北海道ではあたりまえに食べることができる美味しいものですが、道外へ行くと、『北海道のものを食べたい!』と皆さん大喜びで受け入れてくださります。僕がとった魚や、日高特産の昆布を食べて育った国産黒毛和牛のこぶ黒牛、余市の北島豚、北海道の個人農家さんたちの野菜などを全部直送してBBQをしています。北海道色に染めるのではなく、その開催地の美味しいものと一緒に仲良くコラボしてBBQで食べましょうと、その土地の文化なども取り入れながら仲良くやっております。

こだわり高級食材たっぷりのBBQ!あの老舗高級寿司も?

石橋:北海道の人ならばみんなが知っている札幌の高級店、ススキノのすし善の創業店で働いている現役の寿司職人の方が、BBQでお寿司を作ってくれています。子どもからおばあちゃんまで、幅広い年代の人が集まり、うちの子も一歳なのですが、全然人見知りもせずにいろんな人に抱っこされています。子どもにとっても社会に出るまでに多種多様な大人に会うきっかけになり、『世の中にはいろんな仕事をしてる人たちがいるんだよ』ということを、こういったやわらかく楽しめる場で子供達にも伝えていけたらいいなと思っています。北海道の食材ブランドと開催地の食材のコラボ、家族参加型の異業種交流会、食育ということでお話させていただきましたが、北海道の食材ブランドは全国で絶大な人気があります。北海道物産展をやっても、道外では大人気で影響力があります。北海道のものを開催地へ届け、肉や魚や野菜を焼いたりビールを飲みながら、様々な人が繋がるきっかけになればいいなと思っています。スーツを着て異業種交流会をしても、仲良くはなるのは難しいです。今日のような場もそうですけど、楽しい場で、家族の時間や思い出をつくりながら、肩の荷をおろした異業種交流会をやっています。食育については、僕も命を奪っているので、この命をどのように使っていくかという…母の死や辛かったこともたくさんありますが、そういうものを力に変えて、世の中に還元していきたいという想いでこのイベントをつくっています。開催地の人たちにいろんなことを任せているので、開催地の人たちが北海道のものを食べて仲良くなって、『地域活性化してくれたらいいなぁ』ということで、これからもずっとやっていこうと思っています。

北海道ブランドを全国へ発信しながら、地域にやわらかい活力を

石橋:カンパイ☆ファンディングの使い道ですが、今、全国五都市でやっておりまして、今までアナログだったのですが、これからはホームページとか、もっとシステム化していかなくてはならない状況です。北海道ブランドの勢いがすごいので、いろんなところでやりたいという声が上がっていまして、今年は広島県でも立ち上がる予定です。47都道府県に北海道を埋め尽くすためにも、資金が必要になってくるので是非お力を貸していただきたいと思います。ブレストテーマは、おもてなしBBQ を全国に広げるためのアイデア、自分たちが参加したくなる企画です。もしなにか『こういうのやったらいいんじゃないの?』とかこれなんか楽しいと思うよ!というアイデアがあれば、ぜひお聞かせください。よろしくお願いします!

【お寺から発信!心と体幹を鍛えるスラックラインで北海道を盛りあげたい!】藤倉 寛仁(ふじくら ひろひと)/五百仏寺 副住職

北海道上川郡東川町出身
1976年生まれ、上川郡東川町在住。少年時代から野球を始め、大学まで野球一筋の生活をしてきました。その後、様々なスポーツを経験し、それぞれのトレーニング方法を学んでいるうちに、スラックラインというものに出会いました。スラックインはバランス感覚、体幹を鍛えるのにとても優れているということで、今現在は、北海道スラックライン推進機構 東川スラックラインの代表で活動しています。また、旭川市にある五百仏寺(いおぶじ)の副住職であることから、人と人のつながりを結ぶ縁を大切にし、お寺の境内にスラックラインパークを設置(夏場限定)して、誰にでも体験して頂けるように整備しています。またお寺内でヨガをする際にスラックラインを取り入れるなどの活動をしています。今後、スラックラインをオリンピック正式種目にするために、日々奮闘中です!
東川スラックライン

お寺の住職さんが伝える、体幹を鍛えるスラックライン

藤倉:皆さん、こんばんは。この度、【お寺から発信!心と体幹を鍛えるスラックラインで北海道を盛りあげたい!】というタイトルで登壇させていただきます、藤倉 寛仁(ふじくら ひろひと)と申します。この格好、作務衣着ておりますが、僕の本業はお坊さんです。昨晩もお通夜があり、話してきたばっかりです。今日は、お寺の話ではなく、スラックラインのお話を。このスラックラインをぜひ北海道の人たちに知っていただき、体験していただけたら嬉しいなぁと思い、今回登壇致しました。北海道にスラックライン推進機構がありまして、グループチームが今5チームあるんですけど、僕が所属しているところが、旭川市の隣にある東川町というところの東川スラックラインというグループチームで、代表をさせていただいております。

体幹をまっすぐに整えるということ

藤倉:スラックラインは、子どもでも安全にできます。実際、この上で立つというのだけでも結構大変です。まっすぐ立つためには、人間の基礎でもある体幹がまっすぐに整っていないと上手く立てません。僕の本業でもあるお寺では、命を主題とした仕事をさせていただいておりますが、人間は元気でいないと長く生きることができません。そのためには、健康が一番です。僕は、小さい頃から、高校、大学までずっと野球をやっておりました。動くことが大好きで、スキーやスノーボードだったりといろんなスポーツをしていますが、共通して大切なことは基本になる体幹です。スラックラインは、体幹がとても重要な役割を担います。

体感することが、第一歩

藤倉:材質が発泡ゴムを使用しており、柔らかい素材のスラックレールというものがあり、スラックラインに乗るための初歩の段階で活用します。この上に乗るだけで、体幹を鍛えらるものなので、ぜひあとでお時間があれば、体験していただければなぁと思います。北海道は冬になると雪が降ります。このスラックラインを体感できる体育館だったり、いろんなところがあるとは思うのですが、常設して設置しておける場所が欲しいなぁと思っておりまして、皆さんにいろんな案を頂いて、何か良い方法があればなぁと思っています。

スラックラインをオリンピック正式種目へ!

藤倉:この写真は、スラックラインの推進機構で行いましたワールドカップの様子です。長野県の小布施町というところで今年の9月に開催されました。この19歳のライダーさんは長野県の出身で、今、世界チャンピオンになっています。左側にいる子は、小学校6年生と5年生の子です。上級になってくると、スラックラインの上でジャンプをしたり、くるくる回ったりと、トリックをするようになります。ジャパンカップをぜひ北海道で開催したいなと思っておりまして、そのために、いろんな方の賛同をいただきたいなぁと思っております。このように、日本人でも世界チャンピオンになれるんです。オリンピックの正式種目にも、このスラックラインを推進させてもらって、北海道からスラックラインのオリンピック選手を育成したいなと思っています。またこちらの写真は、台風被害のあった長野県のりんご農園なのですが、りんごの木にスラックラインを繋げ、いろんな方に来ていただき、復興してもらおうという働きです。今、落ちているりんごを使って、土に変えて肥料にして、また再利用しようという努力をしているのですが、スラックラインを通していろんな人を繋げようとしています。

大人も夢中になるスラックライン!

藤倉:いずれは、スラックラインは、オリンピック正式種目になると思います。オリンピック選手を育成できる環境つくりに力を注いでいきたいと思っています。まずは、スラックラインを知って頂いて、体験していただくことが大事かなと思っているので、こちら用意しております。みなさま、お時間ありましたら、ぜひ体験して、少しでも長く乗れるようになっていただけたらなぁと思います。以上です。ブレストのテーマは、こんなところでもスラックラインができるよ!という場所を教えて欲しいです。いろんなイベントとかやって欲しいというのがありましたら、僕らどこにでも駆けつけるので、よろしくお願いいたします。

ほっとけない事務局・五十嵐:ありがとうございました!ぜひ、スラックラインバーベキュー…

石橋:あ、それもう計画してます(笑)さっき聞いちゃいました。すでに手を打っています。

(会場、笑)

※イベント終了後の懇親会の時間は、多くの大人たちが、汗をかくくらいスラックラインに熱中していました。

【主婦が働ける改革!MUTANKプロジェクト】星野 恵(ほしの めぐみ)/ 子育て相互支援団体かえりん運営。MUTANKプロジェクト主宰

大分県別府市出身
福岡より8年前に札幌へ。4児の母。自然の猛威に立ち向かいながら子育てをする北海道のママ(パパ)に喜楽な子育てを出来る環境を創りたいと、子育て相互支援団体かえりんを立ち上げ、洋服のお下がり交換会を開催しています。3年で参加者は3,000名を超え、札幌スマイルアワード2019にて特別賞受賞、相互支援をキーワードに活動を続ける中で、主婦が働きやすい環境を創るべくMUTANK(ミュータンク)プロジェクトをスタートさせました。人材不足が叫ばれる今~未来の日本の救世主、それは主婦だと思っています。働き方改革が進む中、進んでいないのは”働ける改革”。平均結婚年齢29歳の現代において、ほとんどの主婦はキャリアを持ったまま子育てをしており、子どもがいつ熱を出すか分からない、預け先がないなど環境が理由で働けないという問題に直面しています。そんな主婦が、お互いが支え合い補い合いながら働くワークシェアの普及を目的とするプロジェクトです。

はじめてお母さんになって気づいたこと

星野:ワーカーホリックな20代を過ごした最後の締めくくりが、9年前の長女の出産でした。出産の喜びもつかの間、。生まれるまで知らなかったのですが、赤ちゃんってげっぷもできないんですよね。げっぷできなくて、泣くんですよ。まさに私は、赤ちゃん爆弾を抱えているような生活に入りました。自分自身が、一番下だったこともあり、赤ちゃんと接したことがなく、本当にわからない状態でした。私は、子育相互支援団体かえりんを運営しています、星野 恵(ほしの めぐみ)と申します。1981年に大分県別府市で生まれ、ほとんど福岡で育ちました。8年前に夫の転勤で札幌にやってまいりました。それから、北海道でさらに3人子どもを産みまして、今、4人子どもを育てています。一番下の子が、2歳半で…ようやく、めっちゃ可愛い時期に入りまして…もうおそろしいくらい可愛くて、甘やかしすぎてやばいんですけども(笑)そんな家族で札幌で生活しております。

10人にひとりが産後うつになっているという現実

星野:ちょっと暗い話になるのですが、10人にひとりというこの数字、何かわかるでしょうか?これは、産後うつになる方の人数です。札幌市の出生数は、13,800人くらい。毎年、約1000人くらいのお母さんが、うつ病にかかっています。今、成人でも15人にひとりがうつ病にかかると言われているのですが、それよりも多い数字です。私は、友人の死によって、この問題に気付かされたのですが、妊娠中から産後1年間未満の女性の死亡原因の1位が、実は自殺なんです。めっちゃ暗い話で、申し訳ないのですけれども、この問題を解消したい、と。妊娠も出産も、素晴らしいこと、本当にハッピーなことなのに、なんで死亡原因1位が、自殺なの?って。おかしいんじゃないのか?と思いまして、これを分析していったんですけども、私のように、初めて子育てに直面した時って、出産がゴールみたいになっているんですよね。でも、出産おめでとう~!で終わりじゃなくて、出産は、長い長い育児という旅のスタートです。妊娠して、出産して、喜んで、赤ちゃんげっぷできないんだ~!と驚いて、ぎゃあぎゃあ泣かれて、育児ノイローゼっぽくなって、外に出れないとか責められたらいやだとかの恐れに変わり、育てられない、立派な母親になれないという自責の念にかられ、家から出られず引きこもりになり、産後うつになるという流れがあるのではないだろうか?と。

育児で引きこもってしまう前に、止めることはできないだろうか?

星野:その引きこもる一歩手前で、なんとか止められないだろうか?私の友人は、産後うつになったのですが、それを止めることも救うこともできませんでした。私には、産後うつになった人をどうにかすることはできないということを嫌という程味わったので、せめて引きこもる人を止めようと思いました。それで、3年前にお下がり交換会というものを始めました。子どもの着れなくなった服を持ち寄って、交換し合おうという会です。女性の方、主婦の方は特に、ポイントだったりお得なことが大好きなので、ワンコインで70着くらい持って帰れるよっていうと、来るんじゃないかな?と。家から出れば、誰かと会う、誰かとしゃべるということが起こるので、産後うつを未然に防止をすることができるのではないか?ということで、目的は家から出よう、誰かとしゃべろう、誰かの役に立とう、だと。貢献欲求も満たしてもらえるということで、スタートしました。3年で約3000人の方にご参加いただき、今、1回のお下がり交換会に子どもも含めて300人くらいが来てくれるようになりました。ただ、お下がり交換会だけでは、全然産後うつの未然防止にはならないんじゃないか?ということを3年で深く感じました。年に4回くらいしか、ボランティアなのでできないんですよね。すごく大変なので、そんなに回数も増やせません。日々関わることが未然防止につながっていくので、そこで考えたのがMUTANK(ミュータンク)プロジェクトです。

産後に失ったものは「達成感」と「承認」だった

星野:MUTANK(ミュータンク)とは、造語なのですが、MUTUAL SUPPORT THINKTANK=相互支援の頭脳集団の略です。産後に失われるものの一番大きいものが、達成感と承認です。私も、ワーカーホリックのように仕事ばかりしていましたので、達成感と承認はたくさん味わいましたが、産後に一番なくなったものが、達成感と承認でした。育児は、全然終わりがなく、おそろしいほどの日々の積み重ねで、達成感は一切ありません。喜びはあるけれど、達成感にはならないんですね。もう一つは、母親になると、いきなりハードルが上がります。お母さんだからしてあたりまえだよね、子育てできてあたりまえみたいな世界観にいきなり入るので、承認されることもなくなります。達成感と承認を味わうことが、産後うつの未然防止になるんじゃないかな、と。

主婦が「働けない」から、「働けるための改革」を

星野:働くことを提供できれば、産後うつがもっと減るだろう、と考えたのがワークシェアです。働きたいを実現させれば、達成感と承認、そしてお金が手に入ります。育児の問題、子育ての問題って、やっぱり貧困と密接に関係があると思っていて、この貧困を解消できるようにしたい。主婦って今、働き方改革とかなってますけども、働けないので、働ける改革が必要なんです。じゃあ、なんで主婦の人って働けないの?ってなるのですが、まず、子どもって、ものすごい熱を出すんですよね。うちは4人いるので、ひとり熱を出すと、だいたいうつります。そうすると、一週間とか平気で休みになってしまうのですよね…ひとりでもそんな感じで、子どもが多いと、もっとそうなる。休んだら、申し訳ないと気を使わなくてはいけないという気疲れを起こすことが目に見えてわかるので、働くことをスタートアップしようとはならないんですよ。預け先の問題もあります。まず休みやすい、預け先がある、子連れでもOK、やめやすい、キャリアを生かせる…というのがあれば、主婦は働ける!これが欲しいですね、自分としても。そこで考えたのが、ワークシェアです。

ワークシェアリングと働き方改革のパッケージづくりを

星野:例えば中小企業さんで、雑務はいっぱいあるけれど、人員を増やすのに人件費をかけてまでというのがボトルネックになっているようなことを解消すればいいんじゃないかというふうに思います。業務委託をして、それを主婦がワークシェアをする。ひとりでやる仕事を3人くらいで分割して担う、というワークシェアリングで企業のサポートをするのが、このMUTANK(ミュータンク)プロジェクトです。企業のメリットは、専門家に任せることができる。主婦としては、ひとりではなく3人くらいでチームを組んでワークシェアリングで企業さんの仕事を納めていく、ということです。私がやりたいことは、産後うつの未然防止ですが、産後うつの未然防止ってめっちゃ暗いので、何をやりたいかというと、お母さんの笑顔を増やしたいんですよね。皆さんがお子さんだったときを思い出していただきたいのですが、お母さんが笑顔だったら、なんとなく良かったですよね?なんか幸せな気持ちになりますよね。お母さんが笑顔だと、子どもが笑顔になるんです。お母さんと子どもが笑顔だったら、お父さんも笑顔になるんですよね。お父さんは、社会で働く人なので、男の人が笑顔になるっていうことは、社会が明るくなります。家庭の笑顔から、社会の笑顔が実現すると思います。この、子どもの笑顔を守るために、お母さんの笑顔を増やしていきたいというのが、MUTANK(ミュータンク)プロジェクトです。ぜひ、皆さんの力をお借りして、実現させていきたいので、北海道から日本を変えていきたいです。ブレストテーマは、働き方改革のパッケージ作りです。「働き方改革ってできないんだよね」という企業さんが非常に多いので、働き方改革のパッケージ作りができたら、これを採用したら働き方改革が完了しますよ~みたいなものを作りたいと思っています。それをワークシェアできたらなぁと思っていますので、もしなにかご意見ある方がいれば、ぜひアドバイスをください。よろしくお願い致します。

繋ぐ、繋がる、北海道と日本の未来を変えてゆく!

ほっとけないAWARDの大きな特徴のひとつに、登壇者のプレゼンのあとのブレストタイムでの率直な意見交換があります。この時間は、気になる登壇者の元へ行き、気になる者同士が輪になって座談をするのですが、プレゼンのとき以上に白熱していることも。お金の支援も大切ですが、知識の共有や人の繋がりを紹介することが、支援になることもあります。カンパイ☆ファンディングで、お酒やドリンクと一緒に楽しく支援をしながら、誰かを応援したり、参加することでチャンスやアイデアをもらったり、次の挑戦者として声を上げていく…そういう応援し合う循環をつくっていくことが、この企画の大切なポイントになっているのかもしれません。地域から日本を変えようという意気込みや想いがある人、全国の行動する人たちが、フラットに繋がっていくと、なんだか素敵なことが起きるような気がしませんか?全国から、DO=なにかやりたい!という想いが集まるDO!民も、すでに1000人を突破。うち半数は、関東圏からのDO!民です。繋がった先になにが起こるかはわからないけれど、まずは第一歩をスタートすることが、大切なことなのかもしれません。ほっとけないどうは、そのひとつのツールとして、ぜひお気軽にご活用いただけたらと思います。

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