超北酒場 ~北海道を愛するものたちのオンライン酒場~ ZOOMレポート

参加条件は「北海道に愛があるひと」5月6日(水)北海道が大大大好きな人が集まり飲んで語らう「超北酒場 ~北海道を愛するものたちのオンライン酒場~」が開催されました。主催者は北海道を舞台に幅広く活動する「ほっとけないどう」「NoMaps」「EZOSHOW」「北海道移住ドラフト会議」の4団体。外出自粛のGWでも関係ない!オンラインだからこそ場所を超えて集まる醍醐味が垣間見えた、北海道を切り開く出会い。最高の連休最終日になったオンライン飲み会の様子をレポートします。

いらっしゃいませ!!

今回は「酒場」ということで、実行委員が「店長・見習い・ママ」に扮してゲストを出迎えました。にぎやかな店内に続々とお客様がやってきます。

オンラインのツールには話題のZOOMを使用しました。進行役の話を全員で聞ける「メインルーム」の他、ZOOMの「ブレイクアウトルーム」という機能を活用。最初の挨拶が終わった後は、実行委員がランダムに振り分けた6~7人の小部屋へと移動し、より距離間の近い会話を参加者同士で楽しみます。

―いよいよオープン!

まずは今回のイベントの司会進行役として、超北酒場店長の五十嵐慎一郎さん(北海道移住ドラフト会議/ほっとけないどう)、見習いの成田智哉さん(ほっとけないどう)、テクニカルサポートを務める柴田涼平さん(北海道移住ドラフト会議)が登場。

五十嵐:北海道を盛り上げている4団体が集結しました。「こんな時期だけど、やっぱり会いたいよね」。そんなきっかけから実現したイベントです。今日はゲストが本当に豪華で、みなさんお待ちかねだと思います。早く小部屋に移って飲みましょう!

柴田:みなさんこんばんは!本日はお越しいただきありがとうございます。今日はテキストチャットでのコミュニケーションが可能です。これから4つの団体が面白いことを連発するので、ぜひご活用ください。

早速お客様からテキストチャットでリアクションがありました。この日は「数字の8」を拍手の表現として使います。ZOOM画面右で見ることができる全体へのメッセージの他、個人宛、この後移る小部屋のメンバーだけでのテキストチャットなどを自由に楽しむことができます。

今夜のイベントの簡単な説明の後は、みなさんお待ちかね、カンパイのお時間です。

五十嵐:この度は超北酒場にお越しいただきありがとうございます!カンパーイ!
全員:カンパーーイ!

店長の音頭でにぎやかなスタートを切りました。
「参加メンバーが豪華すぎる!」の言葉通り、この日は全国から名だたる北海道好きが集結。

超北酒場を企画した4団体の実行委員をはじめ、昨年6月のほっとけないどうのイベントに登壇した、フィギュアスケーターのオリンピアン・小塚崇彦さん。札幌テレビ放送(STV)アナウンサーの宮永真幸さん。手稲区出身ゲームシナリオライターの稲葉洋敬さん。ドット道東の中西拓郎さん、などなど、挙げればキリがありません。

カンパイの時点で約80名。その後も途中入れ替わりはあったものの、参加者数は累計で100人を超えていたようです。その中から誰がどのグループに振り分けられるかは参加するまで全く分かりません。さっそく各小部屋に分かれました。

まるでスナック。少人数だからこそ直接聞ける話がある!

移動してすぐは少し緊張気味でしたが、さすが北海道Lovers!自己紹介の段階から笑顔が絶えず、すぐに打ち解けました。

「オンライン飲み会を体験してみたかったんです。北海道が大好きで、ネットでたまたま見つけて参加しました」という大阪からご参加の方もいらっしゃいました。離れていても顔を合わせて楽しくお酒が飲めるのは、オンラインならではの醍醐味です。

この日参加者は、ZOOMの画面に表示される名前を「ニックネーム@ゆかりのある街/血液型/職業」に変更しました。小さな工夫から新しい会話が生まれます。

三笠市からご参加のkeiさん ※残念ながら画像無しです。
kei:三笠のジオパークを拠点に、道内を歩き回って隠れたお宝を探すお手伝いをするプロガイドという仕事をしています。お宝とは、北海道ならではのおすすめグルメやスポット、アクティビティなどを指します。札幌や函館など有名エリアだけではなく、2周目3周目の観光で興味を持って来てもらえるような北海道の魅力をたくさんの人に伝えていきたいですね。

同じ部屋の参加者からは「そういう取り組みがあることを知らなかった!」と驚きの声が上がりました。
普段は札幌に集まることが難しくても、こうしてオンラインで北海道のローカルプレイヤーとして精力的に活動する方と直接話をすることで、まだ見えていなかった北海道について知る新しいきっかけになったり、参加者同士で刺激を受けたりすることができました。

四宮(EZOSHOW):本当にスナックに来たみたい!
五十嵐:オフラインでやりたい欲が高まるな……。

今回こだわったのはテーマの無いフリートーク。まるで本当に酒場で机を囲んでいるような肩の力が抜けたゆるいおしゃべり。

名刺交換がしたくても届かないもどかしさの中、参加者同士の濃い自己紹介を済ませるとすぐ席替えの時間です。「時間が全然足りない!」という、場が盛り上がったからこそのじれったい気持ちが、直接会いたい欲を余計に募らせる結果となりました。

オンラインでも関係ない!北海道好きが全国から集まった空間

計3回行われた小部屋のメンバーチェンジ。合間のプレゼン形式での団体紹介と、店長・ママたちによる、にぎやかなトーク。

ずっと会ってみたかった人と同じ小部屋で嬉しい悲鳴が聞こえたり、久しぶりの再会をしたり。超北酒場だからこそ見つかった素敵な出会いの数々。楽しい時間はあっという間に過ぎ、いつの間にか閉店の時間です。

五十嵐:今回集まった4つの団体をはじめ、本気で明日の北海道をより良くしようと思っているメンバーが集結しました。今日の出会いからまた新しい何かが生まれちゃうんじゃない?そんなことを期待しています。最後に全員でカンパイしましょう!

五十嵐:超北酒場にご参加いただきありがとうございました!カンパーイ!
全員:カンパーーイ!

―この後は本物の飲み会さながら自由な席移動ができるremoでの2次会に参加するため、参加者はZOOM会場を後にしました。
こんな時代にも?いやいやこんな時代だからこそ。全国各地から北海道Loversが集って語らう「超北酒場」が実現したのではないでしょうか。

参加4団体は、オフラインでの交流が難しくなった今でも歩みを止めることはありません。気になる活動があればぜひチェックしてみてくださいね。次回開催をお楽しみに!

参加4団体についてのご紹介

【ほっとけないどう】

「どうなっちゃうの?を、やっちゃうの!」をコンセプトに、北海道の課題に取り組む挑戦者とその活動に共感した応援者をつなぐコミュニティ。北海道発の新しい価値を生み出す場として様々なイベントを実施。

―ほっとけないどう事務局 五十嵐慎一郎さん、中屋祐輔さん、成田智哉さん
中屋:4月28日にほっとけないどうの「カンパイ★ファンディング缶」を発売しました。大好評につき初回製造分は既に完売しています。

売り上げの一部は北海道の挑戦者を応援するために寄付されます。 日本全国どこにいても応援できる手軽さが魅力で、この日のカンパイで手にしている人の姿もありました。

ほっとけないどうの詳細はこちら
https://hottokenaido.com/

【NoMaps】

アイデアと技術で今よりもっと良い社会にしよう!という思いを持つチャレンジャーのためのベースキャンプ。北海道を舞台に新しい価値を生み出す場として、次の社会・未来を創る人の交流の場として、ジャンルの垣根を超えた大規模イベントを毎年開催中。

去年のNoMaps2019を例に取ると、札幌のいたる所を会場に短編映画祭や音楽イベント、無料の展示会や3日間にわたるビジネスカンファレンスを開催。街全体を大いに盛り上げました。

―NoMaps事務局 廣瀬岳史さん、服部亮太さん
廣瀬:今年も10月16日から20日までの5日間「NoMaps2020」を開催する予定なので、ぜひみなさん楽しんでいただけると嬉しいです。

服部さん:NoMapsではこの状況の中でもできることを模索しながら、沢山の企画を考えていますので、どうぞみなさま宜しくお願いします!

NoMapsの詳細はこちら
https://no-maps.jp/

【EZOSHOW】

全国の北海道好きが集まり、交流し、刺激し、楽しむカンファレンス。新しい北海道を作ろうとしている道内外の挑戦者たちのプレゼンや、ご当地グルメ、パフォーマンス、全国から集まった「北海道を考える人」の力で道産子も道産子以外も大満喫できるイベントを開催。※残念ながらEZOSHOW2020は中止に。

―EZOSHOW運営 四宮琴絵さん、森田茂才さん、磯山竣さん
四宮:2018年に東京で初めてEZOSHOWのイベントを開催しました。スピーカーは北海道で活躍しているローカルプレイヤーの方々。本当は、今年ほっとけないどう×EZOSHOWのイベントも企画していたんです。

磯山:これからも色々な団体の方と一緒にカテゴリー関係なく北海道を盛り上げていきたいと思っています。落ち着いたら、オフラインのイベントも企画していく予定です!

EZOSHOWは、超北酒場のコマーシャルムービーを作ってくださいました。

EZOSHOWの詳細はこちら
https://ezoshow.qloba.com/

【北海道移住ドラフト会議】

北海道への移住やUターンを検討している人を選手に見立て、同じく北海道で元気な自治体や企業が球団として指名、交渉権を獲得する移住マッチングイベント。「人が、北海道を動かす」をテーマに新しい出会いを創る場。

―さーもんず(北海道移住ドラフト会議事務局)五十嵐慎一郎さん、黒井理恵さん、柴田涼平さん、岩間翔吾さん
柴田:名前を聞いてもイメージが湧かず、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。今までの就職の形とは逆。企業(球団)から個人(選手)にお願いする、エンターテイメントを混ぜた移住促進イベントです。次回開催の日程は未定ですが参加選手、球団はいつでも積極的に受け付けています!

五十嵐:過去ドラフト会議に参加して10名以上が北海道に移ってきてくれました。 「移住ドラフト」という名前ですが、別に移住しなくても良いんです。いろいろなカタチで北海道との繋がりを作ってもらえたらという思いのもと活動しています。

北海道移住ドラフト会議の詳細はこちら
https://hokkaidoiju.com/

(ライター:池田未歩)