1周年!ほっとけない感謝祭〜北海道が、もっとほっとけなくなるように〜

2020年6月6日に、「ほっとけないどう」のプロジェクトがスタートしてちょうど1年を迎えました。そこで、ほっとけないどうに関わってくださっている全ての皆様に感謝を込めて、オンライントークイベントを開催致しました。ほっとけないどうに登壇した挑戦者たちの近況や、新型コロナウイルスによって起きている昨今の世界情勢の中で感じていること、そして、これからの北海道や日本各地のローカルの可能性を探っていきます。全9セッション・31名による、濃厚トークをオンラインで6時間に渡りお届け!今回のレポートでは、当日のトーク動画も全て掲載しておりますので、ご参加いただけなかった方も、ぜひお楽しみください。

01. ほっとけないトーク

ゲストスピーカー
土代 裕也(サッポロビール株式会社 新規事業開拓室マネージャー)
村上 涼平(サッポロビール株式会社 経営企画部サステナビリティグループ課長代理)
中屋 祐輔(dot button company株式会社 代表取締役 / ほっとけないどう東京事務局)

司会
五十嵐 慎一郎(株式会社大人 代表取締役 / ほっとけないどう北海道事務局長)
成田 智哉(Muddler株式会社 代表取締役 / ほっとけないどう北海道事務局)

2019年6月6日に誕生したほっとけないどう。「北海道」というキーワードで集まったオンラインコミュニティDO!民は1,300人を超え、「サッポロ SORACHI1984カンパイ★ファンディング缶」がamazon storeにて発売がスタート!全国からいつでも応援ができるようになりました。サッポロビールメンバーとほっとけないどう事務局メンバーは、全員が違う会社でありながら、「北海道」という一つのキーワードでプロジェクトを創り上げているのが、ユニークかもしれないこの取り組み。これからも、もっと北海道をほっとけない!ほっとかないで!という2つの意味で盛り上げていきたいと思っています。様々なことを乗り越えながらも、1周年を迎えることができたことへの感謝と、これからの野望を語り合いました。
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「01. ほっとけないトーク」トークセッションの動画はこちら▼
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https://youtu.be/3FhZ7XqoAHo

・次回のほっとけないAWARDは、2020年7月2日にオンラインイベントにて再開します!
※初回分が売り切れてしまい、大変ご迷惑をおかけしておりました「サッポロ SORACHI1984カンパイ★ファンディング缶」も、2020年7月2日に再発売が決定しました!

・「ほっとけないどう」とは?
▶︎「挑戦者と応援者をつなぎたい」立ち上げメンバーが出会うまで
https://hottokenaido.com/blog/1904b03/

▶︎北海道を応援する缶ビール発売?!「ほっとけないどう」って何?
https://m.newspicks.com/news/4858620

02.LOCALコミュニティ論2020

ゲストスピーカー
田村 篤史 京都移住計画代表 / 株式会社ツナグム代表取締役
中西 拓郎 道東誘致大作戦2018冬 / ドット道東代表理事
柴田 涼平 合同会社Staylink共同代表

司会 五十嵐 慎一郎、成田 智哉

ほっとけない感謝祭に、パワフルなゲスト達が集まってくれました。まずは、ローカルコミュニティのモンスター的な存在と呼ばれているこの3名に、コミュニティに関する大切なことを聞いてみました!

・コミュニティをつくるとは?

コミュニティをつくろうとは考えず、一緒にやる姿勢を大切にすること。そうすると、いつの間にか仲間が増え、応援し合えるような関係性が繋がっていくのだそうです。コミュニティはつくるものじゃなくて、自然にできていくもの。困っている人がいたら、手を差し伸べ合うような応援の輪が巡っていくと、その場はあたたかいし、居心地がよくなっていきます。何かアクションを起こそうという人たちを支え合おうとした時に、それがいつの間にかコミュニティになっていく。目の前の小さなことを丁寧に積み重ねた集積が、人と人との信頼を繋げていくのでしょう。

・「コミュニティ・オンライン・マネタイズ」のこれからは、どうなっていくのだろう?

リアルの場を持つ人たちのキーワードになっているのは、オンラインで断絶されてしまう「五感」をどう補うか?ということ。人と人とが、直接触れ合える空間でできる体験が制限されるからこそ、なにを届けられるのだろう?場所を超えて体験を共有できる面白さと、場を共有できることの価値のどちらもを追求していきながら、物販などの仕組みを構築していき、マネタイズのポイントを生み出していくことが重要なポイントになるのかもしれません。

・大切なことは、散歩と買い物
「地域で、場やコミュニティをつくってみたい。どうやったら、つくれるのだろう?」という質問に、何度も答えてきたであろうゲストの面々。何か行動を起こしていく時に大切にすべきことは、「散歩と買い物」という田村さんの言葉に、一同が深く頷くシーンがありました。地域を歩いて挨拶や声かけをしながら、地元の小さな商店で買い物をするというような、ささやかな日常を繰り返し続けてきた彼らだからこそ、あたたかで力強い人の輪が広がっていくのでしょう。
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「02.LOCALコミュニティ論2020」トークセッションの動画はこちら▼
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https://youtu.be/Bjc6xkNk1pU

中西さんたちの.dotoアンオフィシャルガイドブックはこちら▼
https://dotdoto.thebase.in/

〜ほっとけないAWARD/SHOWゲストスピーカー登壇回〜

▶︎生きたい場所で生きる人の旗印に。京都移住計画代表・田村 篤史さんが来札!第2回「ほっとけないSHOW」(田村 篤史)
https://hottokenaido.com/blog/190801/

▶︎震災に対して、クリエイティブができることを。BRIDGE KUMAMOTO・佐藤かつあきさんが登壇!第3回「ほっとけないSHOW」(中西 拓郎)
https://hottokenaido.com/blog/190905/

▶︎第8回ほっとけないSHOW@札幌大人座 旅するプランナー&誰かの居場所をつくる会社(柴田 涼平)
https://hottokenaido.com/blog/200129/

03.北海道のローカルの可能性ってなに?

ゲストスピーカー
脇坂 真吏 農業プロデューサー / 株式会社Agri Innovation Design代表取締役
加藤 朝彦 COFFEE & SHARESPACE[tigris]オーナー / デザイナー
細野 仁志 古代小麦の旅するピッツァOlha2号 / barNAYA

司会 黒井りえ(北海道移住ドラフト会議さーもんず)、成田 智哉

・北海道の魅力とは?
北海道のローカルには、「食・自然・人」という豊かな魅力と可能性があります。北海道物産展を行えば、たくさんの人が関心を持ち、観光資源としても人気が高いというブランド力を持っています。しかし、ひとくくりにするのは、少し広すぎるのが、北海道。地域ごとに、細分化された県民性のような特徴が存在していて、この多様なレイヤーをヨーロッパのように捉えて考えてみると良いのではないかと、脇坂さんは指摘します。より狭く細やかな魅力の出し方を考えていきながら、各地域が良い意味での切磋琢磨をしていくことで、新しい可能性がさらに見つかっていくはず!

・移住でも観光でもない、新しいローカルとの関係性
喜茂別でカフェとシェアスペースを営む加藤さんは、テレワークを進めていくことで、移住と観光以外の地域へ関わる選択肢が広がっていくことを期待している、と言います。リモートで仕事ができるようになることで、ローカルでの生活の可能性は広がります。

むかわ町で自然のリズムを大切にしながら、サスティナブルな田舎暮らしの仕掛けを企てている細野さんは、地域の余白の面白さにもっと多くの人が気づいてくれたら、と伝えます。田舎という資源を持続的な目線で考えながら、新しいことを起こすプレーヤーがどんどん巻き込まれていくと、ローカルはもっともっと魅力的になっていくのかもしれません。

オンラインとオフラインの両方の可能性を上手に活用しながら、人に会えないからこそ生まれた可能性を探し続ける……しかし、やっぱり人との直接的な触れ合いは嬉しいものです。みんなが、また一堂に、ワイワイと集まれる日を待ち遠しく思います。
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「03.北海道のローカルの可能性ってなに?」トークセッションの動画はこちら▼
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https://youtu.be/5hpre5fUMoA

〜ほっとけないAWARD/SHOWゲストスピーカー登壇回〜

▶︎農家の未来は明るい!?第4回「ほっとけないSHOW~ほっとけない福島編~」(脇坂 真吏)
https://hottokenaido.com/blog/190918/

▶︎地域と都市を結ぶ仕事。第6回ほっとけないSHOW@札幌・大人座(加藤 朝彦)
https://hottokenaido.com/blog/191129/

▶︎北海道から届けたい!熱い想いと行動する力を応援する。第4回「ほっとけないAWARD」開催!(細野 仁志)
https://hottokenaido.com/blog/190917/

04.札幌キャリア論最前線

ゲストスピーカー
星野 恵 子育て相互支援団体かえりん運営 / MUTANKプロジェクト主宰
MIMOGY パラレルキャリア・シンガーソングライター
後藤 晃  『KEETS』代表・鞄職人

司会 五十嵐 慎一郎、中屋 祐輔

〜ほっとけないAWARD/SHOWゲストスピーカー登壇回〜

一見スピーカー達の共通点はあまり無いようにも感じますが、彼らを結びつけたのは、自らキャリアを切り開いた経験。前例がなくても、経験が乏しくても、とにかくやってみる。札幌という土地で、自分の心に従って道を切り開いている、勇敢な3名が集結しました。

・「どうやって今の居場所を見つけたのだろう?」
3人とも学生の頃には、今の姿を全く想像できていなかったと言います。そこから「楽しい」「やってみたい」というシンプルな気持ちに従って踏み始めた小さな一歩が、少しずつ広がって、現在の自分にたどり着いたそうです。「やってみなきゃわからないこと」を実際にやってみたからこそ、わかることがあります。失敗も含めて、すべてが挑戦。どんなにへこむことが起きたとしても、前に進み続けていくことで、道ができていくのでしょう。

・やりたいことが見つからない人へのメッセージ
後藤さんは、ものづくりの楽しさを知り、もっと自分の手を使ってカタチにしたいとの思いから会社を辞め、革製品のお店をはじめました。「誰かに喜んでもらう喜びを感じてほしい。」たとえ、やりたいことが、見つからなかったとしても、その時にできることにきちんと向き合うことで誰かの笑顔を見ることは、隠れていた自分のワクワクを見つける手段なのかもしれません。

やりたいことが見つからない時は、「やりたくないこと」に着目するのも一つの方法です。まず行動をしてみなければ、自分の「やりたくないこと」が何なのかを知ることができないから。経験という過程の中で、対比的に自分が本当に好きなことや、やってみたいことが浮き彫りになっていくはず。勇気を出して試してみること、アクションを起こすことが、何よりも大切だと3人はお話してくださりました。

彼らは、自分を変えるようなスペシャルなきっかけがあった訳ではなかった、と語ります。何を言われてもひるまずに動くこと。止まらないこと。それがいつの間にか価値ある一歩に変わっていたのです。
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「04.札幌キャリア論最前線」トークセッションの動画はこちら▼
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https://youtu.be/_iy-Xns1vQc

〜ほっとけないAWARD/SHOWゲストスピーカー登壇回〜

▶︎北海道から日本を変える?!第8回ほっとけないAWARD@札幌レポート(星野 恵)
https://hottokenaido.com/blog/200114-2/

▶︎繋がる掛け算、北海道!第7回「ほっとけないAWARD」@札幌・大人座(MIMOGY)
https://hottokenaido.com/blog/200110/

▶︎岡山と北海道のものづくりを見つめて。第5回「ほっとけないSHOW」(後藤 晃)
https://hottokenaido.com/blog/191018/

05.札幌の若手起業家トーーク!

ゲストスピーカー
柴田愛里沙 社会を考えるお菓子屋さんissue / 株式会社TREASURE IN STOMACH CEO
嶋本勇介 EDU FES実行委員会代表 / 合同会社tomonasu CEO
中村恒星 andew / 株式会社SpinLife 代表取締役CEO

司会 成田 智哉、五十嵐 慎一郎

起業家3名が集まると、話題は自然と経営の具体的な話に。ベンチャー企業の数が多い東京では、多様な機会があり、資金調達においても、周りとしのぎを削る積極性が求められます。対して、ベンチャー企業が少ない札幌では、東京と比較すると積極性に対する熱量にまだ余白がある、と感じられるそうです。

・お金のお話「巻き込まれずに、巻き込む方法」
投資家を巻き込むことは、資金調達の手段の一つですが、企業とその投資家の足並みを揃えることが、時に難しくなってしまうことが起こります。起業家は、お金を預けてもらう代わりに失う自由度を懸念して、過度に慎重になってしまうこともあるのだとか。株式会社を経営する柴田さんは、投資家は仲間であると言います。投資家の方達は、投資のノウハウは知っているけれど、自分たちの事業について誰よりもよくわかっているのは、企業自身。どんな想いで会社を経営しているのかということを知ってもらいながら、新しい知見を持った味方として、共に会社のことを考えてくれる仲間が投資家である、と。彼らとより良い関係性を築き、ノウハウや人脈を借りながら、お金だけでない繋がりを作ることが、成長するための力になると教えてくれました。

・一歩踏み出すために、忘れてはいけないこと
札幌のスタートアップの可能性は、これから!新しい取り組みも、次々と芽生えきています。想いを持って、北海道を舞台に新しいことを始めたい人達がいるからこそ、そのための具体的な相談ができる場を整えていくことが、まだまだ必要です。注意したいことは、先輩起業家に「できないことを頼ること」と、「できることも甘えること」をはき違えてしまわないように、責任をきちんと負うこと。想いも勢いも必要だけれど、自ら調べ、手と足を動かすことが、何よりも大切です。人を頼ること、自分で模索するバランスをよく考えながら行動することが、若手起業家にとって、最初の自覚すべき責任なのかもしれません。
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「05.札幌の若手起業家トーーク!」トークセッションの動画はこちら▼
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https://youtu.be/NzflUSOwr7g

〜ほっとけないAWARD/SHOWゲストスピーカー登壇回〜

▶︎「ほっとけないどう」が2019年6月6日ついにリリース!記者会見&リリースイベント開催レポート(柴田 愛里沙)
https://hottokenaido.com/blog/20190606/

▶︎未来を担う期待の若手が登壇!「第6回ほっとけないAWARD」(嶋本 勇介 / 中村 恒星)
https://hottokenaido.com/blog/191121/

06.食と職〜魚食系男子×フリースタイル農家×日本酒女子〜

ゲストスピーカー
川口 洋史 漁師 / 魚食系男子project代表 / マスコスモ合同会社 代表取締役社長
加藤 絵美 フリースタイル農家
中村 千紗 2018ミス日本酒北海道

司会 五十嵐 慎一郎、成田 智哉

北海道は、畑となる土地の広大さゆえ食市場の規模が大きく、プロモーションの方法も多岐にわたります。グローバルに販路を拡大させることと、ローカルで地域の人と楽しみながら消費することは、両者のバランスが難しいそう。

・食から見る北海道
ミス日本酒北海道の中村さんは、日本酒となる酒米は北海道産に人気の火がつく一方で、同じく北海道で作られる「日本酒」は現在も伸び悩んでいる、と話します。道外、海外を意識したプロモーションの方法を取っている酒蔵はまだ少なく、近く小さく楽しもうとする動きが残っているようです。

一方、漁師の川口さんが扱うホタテは、インバウンド向けの商品を携え大規模に販路を広げる方法が主でしたが、今は外部の人も「地元で愛される」モノを求める傾向が強くなったと言います。世界的危機の影響もあいまって、経済圏を近づける「地産地消」の考えに、改めて目を向けるべき時なのかもしれません。

・プロモーション方法の未来とは?
従来の型にハマらずに、まだ見ぬ「食」の可能性を探し続ける。ただ大量に作って広めるだけでは意味がない、と既存の食材に新たな価値を上乗せすることに挑戦し続けている3人。近年では、商品をより魅力的に見せるため、ストーリーを付加する売り方が流行していますが、それも既に飽和状態にあると言います。これからは生産地・生産者の味方を増やし、「その人が作ったものだから買う」という消費者と1対1の売り方に移行していくのでは?と予想します。生産者も内にこもらず、楽しみながらコミュニケーションを取り、人を巻き込むことが、固定のファンを生む秘訣。また、何よりもまず、PRしたい商品を研究し尽くすこと、愛することで、その想いが必ず消費者へ伝わっていく、と締めくくりました。
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「06.食と職〜魚食系男子×フリースタイル農家×日本酒女子〜」トークセッションの動画はこちら▼
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https://youtu.be/PFjxTztraEU

〜ほっとけないAWARD/SHOWゲストスピーカー登壇回〜

▶︎サッポロファクトリーが笑いと感動に包まれる?!第5回「ほっとけないAWARD」(川口 洋史)
https://hottokenaido.com/blog/191010/

▶︎農家の未来は明るい!?第4回「ほっとけないSHOW~ほっとけない福島編~」(加藤 絵美)
https://hottokenaido.com/blog/190918/

▶︎北海道から届けたい!熱い想いと行動する力を応援する。第4回「ほっとけないAWARD」開催!(中村 千紗)
https://hottokenaido.com/blog/190917/

07.ヒーロー、タレントとどろーん。〜北海道の「芸」の未来〜

ゲストスピーカー
黒田 朋樹 ソーランドラゴンプロデューサー
脇田 唯 女優・タレント / Nompass
伊藤 広大 ドローングラファ / Geogramsプロジェクト代表

司会 成田 智哉、五十嵐 慎一郎

北海道のクリエイティブシーンで活躍する3名が集結しました。大きい組織の外にいるからこそ思うこと、表現の舞台に北海道を選んだ理由について伺いました。

・1人で活動するということ
事務所に属さない役者/タレントとして活動を続ける脇田さん。全て自分で手配する必要がある分、大変なことも多いけれど、話してみたいと思った人と直接話せたり、やってみたいことをすぐ行動に移すことができる……そういった面で、フリーで活動するメリットは大きい、と言います。

「何をするにも、すべて自分のせいであれば、自分のおかげ」と、黒田さん。コロナの影響で仕事が激減している状況においても、いかに今を楽しむか?と考えながら、もがいていると話しました。3人からは、今していること、これからやってみたいと思っていることが、とめどなくあがり、時間が足りなくなってしまうほど。「今だからこそできること」をいきいきと模索し、1人で活動する上で生じる、自由と責任を楽しんでいるようにも見えました。

・北海道で活動を続ける理由
世界中で数々の賞を受賞しているドローングラファの伊藤さんは、本州に比べると自由にドローンを飛ばせるという実利的理由もあるけれど、地元だからこそ、愛を持って映像を作ることができたと語りました。

ただ純粋に北海道が好きだから、地元にいる両親に活躍を見せたかったから。きっかけは小さくても、確固たる意志をもってすれば、どんな場所でも表現し続けることができる。北海道よりも東京の方が仕事が多いという側面はあるかもしれませんが、原因を外に向けるのではなく、この土地で表現することの可能性を切り開いていく。北海道のクリエイティブのこれからが楽しみになる一幕でした。
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「07.ヒーロー、タレントとどろーん。〜北海道の「芸」の未来〜」トークセッションの動画はこちら▼
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https://youtu.be/0-4FBRW2XTo

〜ほっとけないAWARD/SHOWゲストスピーカー登壇回〜
▶︎繋がる掛け算、北海道!第7回「ほっとけないAWARD」@札幌・大人座(黒田 朋樹)
https://hottokenaido.com/blog/200110/

▶︎フィギュアスケーター、女優、スーパー高校生がピッチ登壇!第2回「ほっとけないAWARD」開催
https://hottokenaido.com/blog/190711_1/

▶︎サッポロファクトリーが笑いと感動に包まれる?!第5回「ほっとけないAWARD」(伊藤 広大)
https://hottokenaido.com/blog/191010/

08.いま、日本の地域で何が起こっているか?

ゲストスピーカー
佐藤 かつあき 一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO代表理事
大塚 智子 旅するプランナー
山脇 耀平 EVERY DENIM共同代表 / 兄

司会 廣瀬岳史(NoMaps)、中屋 祐輔

新型コロナウイルス拡大の影響により、私たちの暮らしは、変化を求められる状況が続いています。北海道を舞台に、新しい価値を生み出すNoMaps代表の廣瀬さんを司会に迎え、九州と岡山を拠点に、全国に活躍の場を持つ3名が見つめる、今と、これからをお聞きしました。

・社会変化の潮目の中で、ほっとけないことは?
九州に活動の場を持つ佐藤さんと大塚さんは、海外のソーシャルディスタンシングの取り組みを参考にしながら、別府でプロジェクトを立ち上げました。スピード感が大事だと思い、その日のうちに企画をまとめ、翌日には別府市に企画書を提案したそうです。大塚さんは、世界中の社会情勢を観察しながら、あらゆる分断をなくしていきたいという気持ちがあると語ります。このような社会情勢だからこそ、オンラインでの可能性が広がることによって、融かしていけることを見つめていきたい、と。

エブリデニムの山脇さんは、デニムプロダクトの製作・販売と、岡山県児島で宿の運営をしており、どちらの事業もコロナによる影響を受けました。宿では、人に来てもらうことができないという状況の中で、事前チケットの販売を行って未来の予約を取ってもらったり、オンラインで「微睡む(まどろむ)」という読書会を企画しました。映像ごしに瀬戸内の海の風景を眺めながら、参加者の皆さんが持ち寄った本を読む。遠隔で、場の空気を感じていただきながら、児島という町にお客さんが関心を持ってくれたり、いつか来てもらえたら嬉しいなという想いがあるそうです。

・変化の大きい時代の中で
医療や行政の分野では、忙しく走り続けてくださっている方達がいる反面、自粛ムードによって内面を見つめる時間ができた人たちも多いでしょう。考えることはじっくりと、行動するときは素早くが良いと、廣瀬さんは仰います。地域で活躍する人たちの共通点は、歴史に学び、自然を感じながら、暮らしのこの先を考えていること。時代が変わって技術が進歩しても、基本的な人の繋がりは、きっと変わりません。それを大事にしていけば、ローカルでやりたいことがまだまだたくさん出てくるはずです。「ほっとけない」という気持ちで、様々な活躍するプレーヤーが増えていくことを願っています。
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「08.いま、日本の地域で何が起こっているか?」トークセッションの動画はこちら▼
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https://youtu.be/JL9JcQOENM8

〜ほっとけないAWARD/SHOWゲストスピーカー登壇回〜
▶︎震災に対して、クリエイティブができることを。BRIDGE KUMAMOTO・佐藤かつあきさんが登壇!第3回「ほっとけないSHOW」(佐藤 かつあき)
https://hottokenaido.com/blog/190905/

▶︎第8回ほっとけないSHOW@札幌大人座 旅するプランナー&誰かの居場所をつくる会社(大塚 智子)
https://hottokenaido.com/blog/200129/

▶︎岡山と北海道のものづくりを見つめて。第5回「ほっとけないSHOW」(山脇 耀平)
https://hottokenaido.com/blog/191018/

佐藤さん、大塚さんが関わっている別府市のプロジェクトはこちら▼
https://www.41-5.jp/

09.マグ女VSイガメンバトル決勝戦

ゲストスピーカー
島 康子 マグ女 / Yプロジェクト代表取締役
伊東 将志 株式会社熊野古道おわせ夢古道おわせ支配人
山田 崇 長野県塩尻市職員

司会 成田 智哉、五十嵐 慎一郎、中屋 祐輔、土代 裕也

ほっとけない感謝祭を締めくくる最後のトークセッションは、まちづくりの巨匠的存在とも呼ばれる御三方!長年に渡り、まちのことを全力で楽しみながら真剣に挑み続けてきた、五感を揺さぶるトークバトルは、まさに決勝戦!ぜひ、トークをそのまま動画でお楽しみください。

・まちづくりを「特別なこと」にしてはいけない
むかし、商店街のシャッターを明けていれば暮らしていけるような時代がありました。商品開発に力を入れよう、企画を考えようと意気込むことにも価値があるけれど、みんなが懸命に頑張らなくても、暮らしていけるような状態に戻っていくことが、自然なんじゃないかと伊東さんは、仰います。知らない間に、なにかが変わっていくような仕組みづくり。それには「祭りの要素」が不可欠なのだそうです。漁師町には、海の恵みに感謝するお祭りがあります。漁師さんが、岬の神社を守り、そこには森があって、森からの栄養が海へ流れて行く。祭りに参加している人たちは、歌って踊ってお酒を飲む。そんな楽しい時間を過ごすことが重要ですが、それが知らず知らずに良いことに繋がって行く……という祭りの仕組みが、まちづくりの歴史にはあると言います。例えば、全国に展開している輪切りの間伐材を使った、伊東さんのお風呂のプロジェクトは、お風呂に入ってる人はなにも知らないけれど、紀伊半島の森に良い働きをもたらします。カンパイ★ファンディングは、楽しくお酒を飲むだけで誰かを応援できるという仕組みが、どこか祭りの仕組みと似ていると感じているそうです。

・まだ誰もやっていないことを探してチャレンジする姿勢

山田さんは、すでに誰かが正解を出しているようなことをやるよりも、いろんな時代の変化の中で、まだ誰も見つけていないようなチャレンジを探すことに、面白さを感じるようです。コロナが起きてからは、地域資源の魅力を改めて見直し、さらに講演もオンライン対応が可能となり忙しくなったのだとか。地元の人より、県外の人の方が地域の良さを発見してくれることがあるからこそ、オンラインとオフラインが融合することで、より多角的なまちづくりができるようになっていくという期待感があると言います。

島さんも、挑戦がパワーの源。たとえお金にならないことだとしても、エネルギーを燃やし続けることで、自分も周りも元気になる!と力強く活動を続けています。愛と笑いとガッツで人々を巻き込みながら、たくましくまちづくりをするべく立ち上がったマグ女たちを増殖し(すでに90人を超えています。)、マグ女に身も心も捧げるイガメンズ(マグロの餌がイガなのだそうです……)を育て、自分たちのふるさとを元気に!歴史やルーツを真摯に見つめながら、土地の土着性を生かした暮らしを楽しむ姿が垣間見えます。
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「09.マグ女VSイガメンバトル決勝戦」トークセッションの動画はこちら▼
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https://youtu.be/TipPWMdRUiU

青森県下北半島の島さんは、クラウドファンディングに挑戦中!ぜひチェックしてみてください▼
https://camp-fire.jp/projects/278417/backers

〜ほっとけないAWARD/SHOWゲストスピーカー登壇回〜

▶︎第7回「ほっとけないSHOW」@札幌レポート!〜マグ女&魚食系男子が語るローカルで泳ぎ続ける秘訣とは?(島 康子)
https://hottokenaido.com/blog/200115/

▶︎地域と都市を結ぶ仕事。第6回ほっとけないSHOW@札幌・大人座(伊東 将志)
https://hottokenaido.com/blog/191129/

▶︎思いついたことは、とにかくやってみる。長野県塩尻市職員・山田 崇さんを迎えて第1回「ほっとけないSHOW」開催(山田 崇)
https://hottokenaido.com/blog/190611/

おわりに

一周年を迎えたほっとけない感謝祭、いかがでしたか?ほっとけないどうには、携わってくださっている方達が、まだまだたくさんいらっしゃいます。ゲストスピーカーに全員をお招きできなかったことが悔やまれますが、DO!民コミュニティやオン・オフの様々な場で、これからも北海道や日本のローカルを、皆さんと一緒にもっともっと楽しんでいけたらいいなと思っています。2年目のほっとけないどうの益々のパワーアップをご期待ください!これからも、あたたかいご声援をよろしくお願い致します。

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(ライター 三木 なつみ、池田 未歩)