Project 07

子どもの想いから生まれた「ハマナスプロジェクト」 十勝・浦幌町から始める未来に向けた挑戦

登壇日

森 健太

1993年 三重県亀山市出身。
龍谷大学を卒業後に、浦幌町地域おこし協力隊として浦幌町に移住。子どもを軸にしたまちづくりを進める「うらほろスタイル」の「若者のしごと創造事業」を担当し、ハマナスの栽培、商品開発に着手する。2017年にハマナス商品の販売会社を起業し、2018年6月からハマナスを主原料にしたオーガニックスキンケアブランド「rosa rugosa」の販売を開始。

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プロジェクト概要

はじめに、このプロジェクトページにお越しいただきありがとうございます!

このプロジェクトは、子どもを軸にまちづくりを行っている浦幌町において、地元中学生から提案を受け、地元の大人達で磨きあげた「ハマナスプロジェクト」のさらなる拡大を目指して、北海道の花「ハマナス」の新しい活用方法を模索しながら、
人口5,000人に満たない北海道十勝にある小さな田舎町「浦幌町」で新しい雇用の受け皿を創り出すことを目標に、日本全国・世界へとハマナスそして北海道の魅力を発信していきたいと考えております!

プロジェクト背景

浦幌町は、北海道の十勝の最東端。
帯広と釧路のちょうど真ん中あたりにある、人口5,000人弱の小さなまちです。

そんな浦幌町が位置する十勝地方は、最近ですとNHKの朝ドラ「なつぞら」の舞台になったり、ホリエモンのロケットが飛んだり、と話題になっていますが、個人的には、

・平均40haの大規模農業による日本とは思えない農村風景
・遠くに眺めることができる日高山脈
・地球の丸さを実感できる北海道の太平洋が魅せる景色

という北海道ならではの自然環境と、そしてなにより、頑張る(頑張ろうとしている)人を暖かく迎え入れてくれる環境があり、地域住民はもちろんIターン・Uターン人材が、続々と新たなことにチャレンジしている姿が見えるところが、一番の魅力だと思っています。
日本国内を見渡したとき、北海道は課題先進地域の一つであり、人口減少や、後継者不足、福祉の問題といった、よくニュースで耳をする課題は、だいたいどこの町でも少なからず当てはまっているのが現状です。

うらほろスタイルの取り組みについて

そんな浦幌町でも、たくさんの課題に直面し、12年前には町内唯一の高校が廃校になってしまいました。

廃校になったことがきっかけで、ますます若年層の人口流出が進むことを危惧した町や地元住人が、教育委員会・PTAとも連携しながら、町に暮らす子ども達が、町に対して誇りや愛着を抱いてもらうことを目指し、小中学校の総合学習の時間を活用した教育を平成19年度から始めました。これが「うらほろスタイル」の始まりです。
うらほろスタイルの取り組みでは、町のことを知り、町のことを学び、実際に地元住人の方々の産業を体験し、最後に町に対して地域活性化のアイディアの提案を行っております。
そんな取り組みを長年続けていく中で、子ども達の意識の変化が生まれ
「このまちに暮らし続けていきたい」
「このまちで働きたい」
そんな想いを持つ子ども達の数が増えていきました。
しかし、浦幌町内では仕事の多様性はまだまだ少ないのが現状です。そこで、新たな取り組みとして、愛着を育んできた子ども達が将来、浦幌町に戻りたいと思った時に、戻ってくることのできる雇用の受け皿を作り出すことを目的に、新しい仕事作りが始まります。

ハマナスプロジェクトについて

ハマナスプロジェクトは、そんな浦幌町に新しい仕事を作り出すことを目的としています。ハマナスは英名「Japanese Rose」と言われ、日本原種のバラの一つです。
北日本を中心に自生していることから、北海道の花にも指定されています。ビタミンCやポリフェノールを多く含み、北海道ではメジャーな花の一つです。
そんな、ハマナスは浦幌町の花にも指定されており、そこに目をつけた地元中学生からのアイディアが元に、このハマナスプロジェクトは始まりました。
ハマナスの栽培は、地元農家さんの協力を得て、地域住人を対象にした植樹イベントを行うことからスタートし、2年間で合計300人が植樹イベントに参加し、1,400株のハマナスを現在栽培しております。

同時に進めてきた商品開発では、地元主婦の方々と開発チームを結成し、当時の事業主担当者であった地域おこし協力隊の私が、ハマナス商品の販売会社である「株式会社ciokay(チオカイ)」を創業。とうとう2018年6月に、浦幌町で栽培されたハマナスを主原料と天然由来成分にこだわり配合したスキンケアブランド「rosa rugosa-ロサ・ルゴサ」が販売開始されました。

販売から一年を迎え、今現在では北海道発のオーガニックコスメとして注目いただいており、現在、国内外約50店舗で販売を行っており、今年の5月には日本最大規模のオーガニック・ナチュラル系に特化した、百貨店催事などにも出店しております。このように、「ハマナスプロジェクト」はハマナスの栽培から、商品開発、販売まで手がけており、町内での新規雇用創出も見込んだ注目の新規事業となっています。

プロジェクトで何を実現したいのか

「昔あった、当たり前」は「今では当たり前じゃなくなる」そんなことがこれから多くなってくるのではないかと考えています。実際に、自分自身の地元である三重県亀山市では、大企業が経営不振に陥り、自分の知人などが巻き込まれている様子を目の当たりにしてきました。そんな予測不能な時代だからこそ、自分たちの暮らす町の未来を考え、トライ&エラーを繰り返しながら挑戦をしていくことが、これからの時代地方も都会も関係なく求められてくる時代になってくると思います。

そんな現状の中で、このハマナスプロジェクト通じて「地方だからできない」「自分たちにはできない」ではなく、「地方だからこそできる価値」を「地方に住む私たち」が発信していき、日本全国・世界へと広げていきたいと思っております。そして、ハマナスの栽培から商品の販売を通じてUターンの人も、Iターンの人も、障がいを持った人も、お年寄りの人も、このハマナスプロジェクトが受け皿になるように成長させていき、地元の中学生のアイディアから生まれ、地元の大人達が磨き上げ、地域一丸となって生まれたこのハマナスプロジェクトを、小さな田舎町から生まれた未来への希望へとしていきます。





資金の使い道

今回、このカンパイ☆ファンディングで皆様からご協力いただいた資金を活用し、ハマナスの加工施設を浦幌町内に立ち上げます。
浦幌町で栽培しているハマナスは全てを活用しきれていないので現状です。そこで、次なるステップとして、化粧品の原料化が可能になる「蒸留機の導入」と食品等への加工が可能になる「乾燥機の導入」を行います。
これらは、加工場としては今現在、浦幌町内の廃校を活用した施設(Tokomuro Lab)の理科室を活用する予定で進めています。
この施設には、教室をリノベーションして作られたカフェや、コワーキングスペース、また新規創業された木材加工会社の加工施設等の入居があり、町内の新規創業する人たちが集まる場になりつつあります。

今回のカンパイファンディングは、資金的な目的というよりは、自分自身必要な知識がまだまだ足りていない現状の中で、少しでも知恵や力をお貸しいただける方を探すこと、またこのハマナスプロジェクトを通じて商品や浦幌町のハマナスの取り組みを発信していくために挑戦させて頂きます。

最後に

このプロジェクトは、まだまだ始まったばかりの新しいプロジェクトです。

けれども、この取り組みを通じて様々な挑戦、そして失敗をくりかえしながらでも、北海道十勝にある小さな田舎町で暮らす人たちとともに田舎の未来を一緒に作っていく人を募集していきたいと思います。

そして、次世代、そのまた次の世代に今私たちが当たり前にある日常の幸せを見せていくことのできる社会・まちをつくっていきたいと思っております。

最後になりましたが、ご支援のほどお願い申し上げます。