Project 61

旭川市街に江丹別の森への”入り口”を作りたい

登壇日

木こり 野中瑠馬

旭川市江丹別町を中心に林業・地域活動のためのコミュニティ運営をしている。森に関連したサービス業や製品開発などをプロデュースすることで入り口を作り、森林整備をして楽しめて学べる森づくりをしている。

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プロジェクト概要

北海道旭川市江丹別町を中心に林業・コミュニティ運営をしております野中瑠馬と申します。

2020年に環境保全を目的として林業を行うN/foreSTORYを開業し、ほぼ同時期に愛別町森林組合の現場を中心に施業する「協同組合北の山子団」の立ち上げに携わり同組合の監事に就任しました。2020年秋には江丹別町の森林保全を中心として、地域活動を行う20代13名で構成されるコミュニティモリノワを設立しました。

木こりとして、どのような活動においても一貫して、森を楽しみ、森を考える人が1人でも多く増えるように意識をして森づくりをしています。

そこで、今回挑戦したいことが、薪のスタンド(仮名)というショップづくりです。目的を一言でいえば「街と森の導線づくり」です。比較的、旭川市街地から近い場所で、木材の中でも触れやすい形である薪、焚き付け、DIY用の板、スワッグやコースター、ヴィヒタなどの小物を販売したいと考えています。そこでの会話や出会い、デザインを通じて江丹別の森へ遊びにきてもらうキッカケを作りたいです。

プロジェクト背景

目の前の木を正確に効率的に伐るには高い技術と思考が求められます。新米の私は、そんな林業を構築してきた先人達である職人を見て、そう感じました。自分自身、技術で稼がないといけないと今でも奮闘しています。しかしながら、山が現場という性質上、こればかりでは篭りがちになってしまい、本当に一次産業としての機能だけになってしまいます。

その状態であっては、消費者からしても林業は生活から程遠くにあり、一般的な暮らしの中では触れられにくくなってしまいます。

この産業は、伐ることで木材を供給するという単純なものではなく、伐るのと同時に、その場所の景色、歴史、環境、社会を変えてしまいます。だからこそ、産業として伐る過程の中で森づくりをしていかなければ、次世代へ繋げず、社会や消費者にも影響を及ぼしてしまいます。

「良い森」を作るには、人間社会に合わせるだけではなく、森の環境に合わせた施業が必要であり、人間社会が森に寄り添うことが不可欠だと感じます。

私は、「街と森の往来が当たり前の日常であり、みんなで、森を楽しみながら大事に木を使っていく」という健全な状態を目指し、森づくり、キッカケ作りをしています。

「薪のスタンド」は、これまで閉鎖的で関わりにくかった様々な木こりと市民が出会う場所、森へ入るハードルを下げる中継地点、そして、江丹別町や周辺の森から出たフレッシュな物産を街で調達できる場として稼働していきたいです。

プロジェクトで何を実現したいのか

このショップを始めることで、薪や資材を調達する楽しさ、森や江丹別町という地域の取り組みを知ってもらうキッカケをつくり、関係人口を増やすということを目指したいと思っています。

近年のキャンプブームにより、自然に対する意識は高まりつつあります。この意識を一過性の”ブーム”ではなく、”当たり前”にしていきたいので、キャンプに関わる資材調達から楽しんで頂くことで、より一歩踏み込んだ背景や楽しみを提供できたらと思います。

森林保全という大きなテーマに向かっていくには、少数精鋭では正直困難です。森林が木材確保の畑になっている現状では、人間社会の理解と同意がない限り、自然ファーストで施業しても林業者や消費者など誰かが損をしてしまいます。

消費者一人ひとりが気にして消費すること。補助金頼りではなく、自立してあらゆる企業と林業者が手をとって森林管理や自然に優しい商品開発を進める。など、様々なお力をお借りしたいので、個人や企業問わず、みなさんに知って頂き、一緒に考えていくキッカケにできたらと思います。

旭川市街から車で30分前後で遊びに入れる江丹別の森があること、また人口250名前後(2022年4月22日時点の江丹別まちづくり推進協議会ページ参照)のその地域が、森を一つのきっかけに2,3年で人口が15%増加し今地域が若者を中心に変わろうとしている現状を知って頂きたいです。そして、二次的に移住者や関係人口が増え、地域サービスがより充実し、地域住民にとってもより住みやすい場所になることを目指したいです。

資金の使い道

主に、薪のスタンドをはじめとする、森と街との接続に関わるコンテンツおよび設備作りの資金とさせて頂きたいです。

そして、場づくりを通して、多くの人に触れて楽しんで頂きたいことから、単に木材の売り場ではなく、キッチンカーの出店やワークショップ開催などの想定もしております。その為の席の設置だったり、イベントに関わる資金としても検討しています。

また、現在、木の町である旭川市の木材ロスを減らす目的で、建築、家具端材から焚き付けを作る活動およびネットワーク作りを進めて行こうと準備しておりますので、ゆくゆくは、その際の土場、販売としての機能をこの場で担えたらと考えております。その為の活動資金や設備作りといったところの資金として活用させて頂きたいと思います。

最後に(支援のお願い)

環境保全や地域活性は、困難な課題も多くあります。しかしながら、人の想いや協力があって初めて解決していける課題なので、働く人も使う人も遊ぶ人もみんなが楽しさを持ちながら気持ちよく向き合っていきたいと思っています。

具体的な支援でなかったとしても、今回の機会で知っていただき、遊びを兼ねて森に入ってもらえることが何よりも支援であると思っております。また、木こりとして、それが一番嬉しいです。今回は、様々な立場で、無理せず一人一人が今できることや森でしてみたいことを共有していく機会に出来たらと思います。

今後とも活動を見守って頂きますようよろしくお願い致します!

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